みなさんこんにちは。
養護学校に通う女の子、unaと市立の小学校に通う弟、kanaの二児の母、ジンベエパンです。
このサイト、「unatokanato」で二人の日常などを書いています。
最近、unaが朝スクールバスに乗るときの集合場所に新しいお友達が増えました。
ここの集合場所はある施設の一角にあるちいさな公園です。
ここに来るまでにお家が遠いお友達は車に乗ってここまできます。
その新しいお友達は、前まで違う場所から乗っていたのですが、お母さんのお仕事の都合で乗る場所が変わったようです。
世界の人々はみんなあたしの友達♪
と思っているunaさんは大歓迎。
新しいお友達にも、仲良く手を振ったり、隣に座ったりしているようです。
しかし、そのお友達は朝が苦手なのか、機嫌が悪いとてこでも動きません。
どうしてもスクールバスに乗せたいお母さんは悪戦苦闘しています。
本当に大変そうで、殴られようが、蹴られようが、その子を抱えてスクールバスに乗せています。
時々、いっしょにいるお母さん方が手助けをして、一人は足を持ち、一人は体を持ち、暴れるその子を抱えて乗せています。
それから、お母さんは多分その子のご機嫌を取るためなのか、早くからその公園にきて、朝食なのか、おやつなのかよくわかりませんが、ベンチに座りながら親子仲良く食べているようでした。
これはヤバいぞ
食べることが一番幸せで、常に口に何か入っているとご機嫌で静かなunaさん。
そんなお友達が食べている何かに気が付かないわけがありません。
ツツツと近づいていくと、じっとそのお母さんの手を見ています。
これはヤバいパターンだ
食べ物、口にできるものを見つけてしまったら、絶対欲しがる。
意地汚さが露見してしまうのはなんとしてでも避けたい。
私は、unaの気をそらそうと、声をかけてみるがもう時はすでに遅し。
食べ物センサーが働いてしまい、もうそのお母さんが次にだすであろう食べ物に目が釘付けです。
あ、unaちゃん、おはよう~。
unaの視線に気が付いたお母さんは満面の笑みでunaに挨拶をしてくれるけれど、unaはそれどころではありません。
その手から、次に何が出てくるのか
それだけが心配なのです。
見つめてるだけならまだよし。
手が出ないことだけを祈っていたのです。
でも、そんなこと、手が出ないことなどありえません。
あ、と思った瞬間には、unaはそのお母さんの手を握っていました。
あわわわ・・・ごめんなさい
急いで手を外そうとしましたが、そのお母さんはニコニコしながら
いいのよ~
と、言いながらもunaも手を握っていました。
きっと、unaはそのお母さんが持っていたタッパーに手を伸ばしたかったんだと思います。
お母さんも、それをわかっていたんだとも思いました。
他人の子が自分の子どもが食べているお菓子を欲しがった時、私はとても戸惑います。
まあ、自分の子どもだけが人の前で食べるというシチュエーションをまずはつくることをしないようにしますが、もし、そういうことになったらみなさんはどうしますか?
今は、アレルギーのこととかもあるし、やたらに他の子どもにあげるのはちょっと難しいことだと思います。
たぶん、あげられない。
でも、それをその子にどうやって伝えたらいいんだろう、と悩んでしまいます。
その時、unaが手を伸ばしたお母さんは、unaの手を握りながら優しく言いました。
これは、○○君の朝ごはんなんだ。
これを食べないと、力がでないんだよ。
unaちゃんは、朝ごはん食べた?
unaはうんうん、とうなずいて答えています。
そんな言葉でunaが引き下がるのか、心配でしたがなんと
その手を握りかえし、タッパーには手を伸ばさなかったのです。
なんと⁉
お母さんの言葉が通じたのか、これはいけないものだとわかったのか、それは定かではありませんが、ともかくそのお友達の朝ごはんを奪う事態は避けられました。
これは、この子のものです。
これをこの子は必要としています。
あなたの必要なものはなんですか?
そういった説明は、unaにはちょっと難しいかもしれないと思っていましたが、きちんとお話すれば通じるんだなぁ、とちょっと勉強になった感じがしました。
私は普段だったら
これはunaのじゃないからだめ
の一言で済ましていたことが多かったからです。
説明してもわからないだろうと思っていましたが、
きちんと事の順番を説明して、理由を先に話してあげるのもいいかもしれない、と気が付きました。
だめ、と否定することよりも、こうなんだよ、と説明してあげる方が、言われた方も角がたたないだろうし、納得できるんですよね。
そうこうしているうちに、スクールバスが来たので、いってきまーすとバスに乗り込んでいきました。
自分だけのやり方ではなくて、他の人のこともちょっと注意深く見るだけで、こんな気づきがあるんだと、ちょっと目からうろこな朝でした。
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