みなさんこんにちは。
養護学校に通う女の子、unaと市立の小学校に通う弟、kanaの二児の母、ジンベエパンです。
このサイト、「unatokanato」で二人の日常などを書いています。
unaはインフルエンザ脳症の後遺症により、知的障害、身体障害を持ちました。
それでも、私が仕事をしていたので保育園へ預けるのですが、その際に加配の保育士さんがついてくれました。
そこで、当時私も疑問に思っていた「加配」について今回はご紹介していきますね。
加配とは
障害のある子どもが園にいるときに、その子どもが支障なく日常生活を送れるように、一層の丁寧な対応をすることが必要となってきます。
そのため、担任の先生とは違った、その障害のある子どもにより近いところでサポートできるように配置された先生を「加配保育士」といいます。
担任の先生に加えて配置する、ということから「加配」という言葉で使われます。
たくさんの子供たちが集う保育園では、障害をもった子どももいます。
他の子どもたちと同じような生活を送るのが難しい子どもでも、支援制度があれば集団生活をおくることは十分できるのです。
助けが必要な子どもに寄り添い、近いところで援助をしていく、着替えや食事、トイレの際の援助。それだけではなく、集団生活で困らないように普段の生活を見守ってくれる。
そういう役割を担っているのが加配の先生なんですね。
unaについてくれた先生も、日常生活のほとんどの支援をしてくれました。
プールに入ることさえできなかった彼女が、今ではプールが大好きになったのも、先生が根気よくunaに付き合ってくれたからだと思います。
トイレトレーニングも、unaに合わせてゆっくりやってくれました。
unaの性格もわかってくれていたので、厳しさ、優しさをうまく使い分けながら教えてくれましたね。
親の私がわからないことだらけでしたから、先生から教えてもらうことも多々ありまして
お家でもこうしてみたらいいですよ
なんてアドバイスもくれました。
私が仕事で日常生活で教えてあげられることが少なかった分、今のunaができるようになったことの一部分は、この時の先生のおかげと言っても過言ではありません。
でも、もちろん加配の先生はその子のサポートのためだけについているわけではありません。
もう一つ、役割があります。
それは何だと思いますか?
それは
他の子どもたちの保育を滞らせないようにすること
担任の先生だけで障害のある子どもをサポートしようとすると、他の子どもたちへのフォローが薄くなります。
そこで、加配の先生が障害児さんをサポートすることで、他の子どもたちの保育をスムーズに行えるようにするのも、その先生の役目なんですね。
加配の先生を付けるには
これは、自治体によって基準がまちまちのようなので、こうしたら付けられます!という明確な答えはありません。
我が家のように、何にもしなくても、こちらが希望をしなくても勝手に加配の先生がお世話をしてくれていた、ということもありますしね^^;
入園するタイミングによっても変わってくるので、まずは自治体に聞くのが一番の近道だと思います。
自分が住んでいる市町村の役所に、保育園に関する課があります。子供家庭課、とか子供保育課とかそんな感じの名前が多いと思いますが、まずはそこで
こういう心配があるので、加配の先生について詳しく知りたいのですが・・・
とふってみてください。
担当の方が、そこからお話してくれると思います。
もちろん、療育の先生も相談にのってくれます。
私の場合は後手後手で、障害を持つ→保育園を移る→市がそれを知る→療育へおすすめされる。
というパターンでした^^;
ほんと、何もしなくても、何もわからなくても、市がやってくれました。
しかし、
それでも、他の人はどんな感じですすめたの?
って疑問に思いますよね。
例えば4月からの入園を希望している場合だと、ほとんどの保育園は前年の12月ごろから募集が始まるので、できれば募集が開始される前に自治体に詳しい内容を聞いておくのがおススメです。
(※あくまでも保育園は、自宅での育児が困難(就労、病気など)ということが条件で入れます。
お子様の加配を申請される前に、親御さんが保育園に入園できる条件であることが前提となりますよ。)
と、いうのは自治体によっては医師の診断が必要という場合もあるからです。
診断の後に書類を発行してもらう際には、さらに日数を要することがあるので、スケジュールに余裕をもつことをお勧めします。
また、希望する園の候補がある場合、
- 加配の先生は今までいたことがあるか
- いたとしたらどんな感じでおこなっていたか
- 現在他にも加配を必要とするお子さんがいるのか
など、実際に聞いてみたり、見学に行くこともおすすめします。
特に身体的な障害があるお子様の場合には、施設がどんなサポート体制であるのか、バリアフリーなど実際に見てみたほうが、お母さんの不安は少なくて済みますよね。
最後に
加配の先生を付けるということは難しいことではないですが、その市町村や、園によっても基準が違うので、どうしたらつけられるか、と言うことに関してはまず相談してみてください。
付けたらいいのか?つけなくてもいいのか?
その判断も親御さんの一存では決められないことが多いです。
(逆のつけなくてもいい!と思っている親御さんが思っていても、園では付けたほうがいいという判断が出たとき、あえて加配を付けていますとお知らせしない場合もあるからです。)
また、お子様一人に対して、必ず一人の先生がつくという場合がないときもあります。
いずれにせよ、お母さんが安心して預けられ、お子様が気持ちよく園生活を送るためには早めの行動、相談をして下さい。
ドキドキすることはありません^^
同じようなことで悩まれている親御さんは大勢います。
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