unaさんは、小さなこだわりをいくつか持っています。
本当に小さなことなのでたぶん気が付かないことも多いのですが、毎日毎日それが続くので
「あ、これが今のunaのこだわりなんだな」
と気づくことがあります。
でも、そのこだわりも普段の生活に支障がない、人様に迷惑をかけることでなければ特段気にすることもなく、毎日過ごしています。
でも、時にはそれは本人のこだわりなので、思うように進まないと癇癪を起すことがあるんです。
例えば
少しでも家のドアが開いている、引き出しが開いているのが×。
気が付くと、言葉はありませんが、
「まったくもう」(というような態度で)
と閉めに行きます。これはこれで、
「あ、ありがと」
と助かることでもあるので、どんどんやっていただいて構わないのですが、
・夏場は暑いので開けている
・これからものをしまうので引き出しを開けている
なんていう時には、閉められるとこまってしまうこともあります。そんな時
「あわわ、開けっ放しでいいんだよー」
なんて言おうものなら
「なにっ!開けてあるのは気になるんじゃっ!閉めろや!」
(とは言いませんが)
と、怒り出します。
でも、ドアや引き出しなんぞはその場で閉めてしまっても、また自分で開ければ済むことなので、あえて反抗はしないことにしました。
そして、最近のこだわりは
親指に絆創膏を貼る
です。
たまたま、ささくれを指でひっかいて血が出たときがあり、その時に絆創膏を貼ってあげました。
しかし、絆創膏を自分ですぐにはがし、親指の爪の根元あたりを人差し指でひっかくという行為を続けるようになったので、どうしたものかと悩みました。
絆創膏だって、毎日貼り替え、しかも30分ぐらいですぐにはがしてしまうようでは、絆創膏貧乏になってしまう。
そこでパパンが考えたのがこれ↓
ゴム製の指サック。
これだと、本人も気に入りはずすこともなかったので少しの間これをつけていたのですが、ある日学校からの連絡帳に先生からの連絡が書いてありました。
unaさんの指にゴムのサックが付いておりますが、これだと指が蒸れて傷の治りが遅くなります。よく消毒したうえで、絆創膏をはってあげてください。
やっぱりそうか。
これでは
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だよ。トホホ・・・。
そこで、ダメもとでunaさんに伝える。
「学校では、絆創膏をとってしまうと替えがないから、つけていくのは我慢してみよう。」
な、なんと!と驚くuna。
「だけど、気になるようだったら、家に帰ってきたら絆創膏を貼ろう。」
「でも、自分からとってしまったら、もう貼ることはできないよ」
こんな言葉だけで通じるわけないよなー。
なんて心配していたら、案外あっさりと「うん、うん」とうなづいてくれました。
ラッキー
あわよくばこのまま忘れてしまえばいいのに、とも思いましたがそこまではうまくいかないようで、寝る前になると
ん?
と思い出したように親指を差し出し
ここに貼れ
と訴えてきます。
今はまだ、毎晩寝る前に貼っていますが、自分ではがすことはほとんどなくなりました。
これもいつか興味がなくなれば収まると思いますが、それまではこの絆創膏と付き合っていかなくてはいけません。
まだ、絆創膏だからいいかとあきらめるか、unaの興味がうすれるのを待つか、
親指に悩まされているジンベエです。