unatokanato

unaが恥ずかしがるというスキルを覚えた


みなさんこんにちは。
養護学校に通う女の子、unaと市立の小学校に通う弟、kanaの二児の母、ジンベエパンです。
このサイト、「unatokanato」で二人の日常などを書いています。

 

100均の店って、ある意味魔法がかかっています。

普段だったら絶対買わないようなものでも「100円」という値段に引き込まれ、ついつい買ってしまうのです。
だから、100均に行っても、必要のないものは買わないゾ!と決めているのですが、そんな決心は、店に入ったとたんに羽が生えてどこかへ飛んで行ってしまいます。

それでも、

いやーこの値段で買えたのなら、かなりお得だわー。

といつもかなりの満足感を得られるので、やめられません。




 

先日も、画びょうが欲しかったのでホームセンターに入っている100均に行きました。
画びょう?そんなものは後にして、何か変わったものないかなー、なんてきょろきょろしてしまいます。

 

これは我が家の悪い癖なのですが、100均に来ると子どもたちはいつもおもちゃを欲しがります。

私もつい、「100円だから」なんて買ってしまうことが多いのですが、子どもたちもおごりがあるのか

大事にしない

 

のです。
すぐにこわれちゃう、とかそういった理由もありますが、なにせすぐに飽きてしまうし、失くしても平気でいることが多いのです。

そんなことが何回か続いたので

「もう100均ではおもちゃは買わないっ」

といい、今持っているおもちゃを大事にしろー!と怒鳴りつけたとこでした。

 

普段、unaはおもちゃをめったのほしがることはありません。
おもちゃで遊ぶということもあまりありません。
なので、100均でおもちゃを欲しがるのはたいていkanaなのですが、

昨日はめずらしく、unaがおもちゃの棚から動こうとはしませんでした。

おや、めずらしい

最初はそれぐらいにしか思っていなかったので、他の買い物を選び、レジに並ぼうとすると

・・・・!

目をウルウルさせて、さっきのおもちゃの棚を指さしています。

なんだ?
ほしいものでもあるのかい?

声をかけると、うんうんとうなずくunaさん。
しかたないので、レジ待ちの列からいったん離れ、その棚まで戻りました。

 

これがほしいのだ。

unaが指さしのはなんと

マイク

おもちゃのマイクが欲しいと言っていました。




 

私は、unaの歌を一度も聞いたことがありません。
歌ってとお願いしても、首をすくめ

歌えません

と、歌ってはくれません。

まあ、発語もままならないので歌を歌うのは難しいだろうから、マイクとは無縁だと思っていたのですが、

本人の強い希望のようなので、そのマイクを購入しました。

 

 

帰宅後、いそいそとそのマイクの袋を開けていたので、その様子をずっと見ていると

キッ

と「見るなや」
という顔をされたので、すんまそんとその場を離れました。

 

今度は、遠くから見つからないように続きを見ていると

なんと、歌の流れる童謡の本を片手にマイクを口に持って行ったのです。

こ、これは歌が聞けるのかっ!

今まで聞いたことのない、unaの歌声がこの場で聞けるかも!!
と鼻の穴を膨らましてコーフン気味に見ていたのですが、

ちらとunaが視線を上げたとたんに、私と目が合ってしまうアクシデント発生!!

 

するとunaはどうしたか、というと

 

キャーーーーーーー

と言わんばかりに恥ずかしがり、二度とそのマイクを持ってはくれませんでした。

 

 

無念・・・

 

初めてunaの歌っている姿が見られるかと思いましたが、今回は見ることができませんでした。

本当は歌えるのかしら?
なんて、よけいな疑問が増えたのも確かです。

 

でも、歌うことよりも、「恥ずかしがる」という姿も、珍しく見たような気がしました。
これは、新しいスキルです。

いろんな感情が生まれ、それを表現できるようになってきたんだな。

そんなところにも感心してしまいました。

 

今度は、見つからないように万全に姿を消して、いつかunaが歌っている姿を見たいと思います。
その時は、何を歌うんだろう。
お気に入りは「アイアイ」だが、いきなりスラスラ歌われてもびっくりするよな。

いろんな期待を込めて、隠れる場所を探すジンベエでした。

 

 


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