みなさんこんにちは。
養護学校に通う女の子、unaと市立の小学校に通う弟、kanaの二児の母、ジンベエパンです。
このサイト、「unatokanato」で二人の日常などを書いています。
最近、unaとkanaとの間で姉弟げんかが絶えません。
ケンカの原因はたいていがunaです。
unaはkanaが持っているもの、見ているもの、触っているもの、すべてが気になり同時に同じことをしたくなってしまうのです。
例えば、みんなで朝食をとっているとき、kanaがふとジャムの瓶を手に取りました。
ラベルに書かれている材料などを読みたかったのです。
瓶をくるっと回し、ラベルをさあ読もう、という時になってunaがそれを横取りします。
今、僕がみてたんじゃん!!!
・・・そりゃ怒りますわな。
でも、そんなことはunaには通用しないのです。
「今、kanaが見ているものが私は見たい。」
その欲求しか目の前にないのですから。
あるいは、二人でソファに座っている時、kanaはテレビを見て、unaはタブレットで遊んでることが多いのですが、
そんな時、unaがこっそりkanaにちょっかいを出すのです。
足をkanaの上に乗せてみたり、ひっかいてみたり。
kanaはそのたびに「やめて!」と叫びます。
それでやめてくれれば喧嘩なんか起きないのですが、そこでやめないのがuna。
そのうち、kanaがやり返します。
→やり返されたことに腹をたてたunaが叩きにかかる。
→それに反抗してまたkanaが叩く。
→殴り合い。
原因からしてみれば、unaが一方的に悪いのですが、そこで困ったことは
kanaが本気でやり返す
ということです。
叩きあっているだけな「たまにはしとけ」みたいに傍観しているのですが、そのうちunaが
グフッ
とか声をあげるのです。
なぬ?とみていると、kanaの本気のボディブローがunaのお腹に入っています。
これは、やばいだろ。
そこで
こら!こら!こら!
と声をかけるのですが、
はて?どうやって怒ればいいのか。
まず、unaには
「kanaは何もしていないんだから手を出さない!」
と叱ることはできますが、本人には効いていない様子。
そして、kanaには・・・・
「本気でやり返さない!」
と叱るので精一杯になってしまいます。
kanaにしてみれば、手を出されたからやり返した・・・真っ当な意見なのです。
本気でやるな、と言ってみても
「unaにやられたのと同じ力でやった」
と言い出します。
kanaだけに我慢させるのは、障がい児の兄弟としてなるべく避けたいことです。
なので、
やられても我慢しろ
とは言いたくありません。
やられたという悔しい気持ちはわかるが、お前の本気はunaにとって致命傷になり得る場合がある。
そういった感じの言葉を選んでkanaに伝えるしかできないのです。
unaには何度も、何度も同じことを繰り返し話します。
「kanaには思いやりをもって」
「優しくしてあげて」
「痛いことしたら、kanaは悲しむ。」
こんな感じですが、その場ではうんうんとうなずいてくれますが、言葉通りにしてくれることはほぼありません。
kanaをどうやってかばっていったらいいのか。
そこも頭を悩ませている一つです。
本当なら、姉弟がお互いに思いやりをもって助け合って・・・みたいなのが理想なのですが、まだ子供だからなのでしょうか。そんな姿は普段は見られません。
今、私ができることは、めげずにunaに繰り返し諭すことと、ケンカが起きたらとりあえず二人を離し、お互いの言い分をよく聞くようにすることです。
(ま、unaは言い分なんて話せませんけどね・・・^^;)
成長とともに、助け合うことができればいいなと思いますが、まだまだそんな二人になるのには時間がかかりそうです。