みなさんこんにちは。
養護学校に通う女の子、unaと市立の小学校に通う弟、kanaの二児の母、ジンベエパンです。
このサイト、「unatokanato」で二人の日常などを書いています。
前回は、通っていた保育園から転園宣告を受けたお話をしました。
帰り道、車の中でオイオイ泣いては急に冷静に戻ったジンベエでしたが、
今回は、次の保育園を探すお話です。
次の保育園は・・・
帰宅して、子どもたちを寝かすと、まずはパパにLINEをしました。
ウナ、今の保育園ではもう見られないって
ため息交じりのLINEです。
帰りの遅いパパが帰ってくるまで一人、この強烈な孤独感と、不安を拭うにはパパにLINEするしかなったですね。
とりあえず、わかってる人にと共感したかったから。
パパの返事は
そう、パパの考え方は言い得て妙です。
わかってるのに、そこまでたどり着けなかった私の思考をもとの基準に戻してくれます。
見てくれるところを探す。
unaがいける保育園なんて、あるのかい!
当時の私は、まだ障害児に対する保育園の在り方を間違えて認識していたと思います。
だってその時は、以前の保育園でもマンツーマンでついてくれる先生が加配の先生だなんて、そんな存在もしらなかったのです。
なので、本来は
希望する保育園が障害児を受け入れてくれるか
という探し方をするべきだったのに、
障害児を受け入れている保育園を探す
という探し方を最初にしてしまったのです。
メール攻撃
でも、市内の保育園の情報をHP等で探しても障害児に対する内容は一向に出てきませんでした。
療育、なんて言葉も知りません。
自分が今までにそういうことに携わることがなければ、本当に障害児への行政の援助なるものは自分の情報の中には一切ありません。
今でこそ、ネットというものがフツーにあり情報があふれていますが、もし自分が興味のないことであれば、調べることなんてしなかったでしょうね。
そんなパソコンの使い方も、ネットで情報を調べることも普段は全然したことなかった私が、パパのパソコンを借りて、頭をフル回転させてつかんだ情報がまず市内にどれだけ保育園があるか、でした。
ここで、ふと疑問に思う方もいらっしゃると思います。
最初の保育園はどうやって探したの?
と。
実は最初の保育園の時は、私は正社員、フルタイムで働いていたので審査とか待つこともなく、ほぼ希望の保育園に入れます、というお墨付きを市内の子供家庭課から教えてもらっていました。
なので、調べるなんてことはしなかったのです。
申し込みの時に
仕事場に一番近い保育園、ありますか?
みたいな感じで聞き、
「ここが一番近いですね。」
「じゃ、そこで。」
という感じだったのです。
なので、いざ自分で探してみると市内にはたくさんの保育園があることがわかり、認可保育園なんて言葉も初めてそこで知ったんです。
人間、ずっとうまくいくとどこかで何か取りこぼしがあるもんだね。
そこで、私は市内の保育園に片っ端からメールをします。
インフルエンザ脳症の後遺症により、普段の生活に援助が必要であること、知的の遅れ、言葉も出ない状態の子です。
お宅の保育園ではうちの子は見てもらえますか?
送ったメールよりもすごく簡単にまとめてみましたが、内容的にこんな感じです。
ここで、
見てもいいよ
と言ってくれる園が少しでもあったなら、そこからまた検討していこうと思っていました。
すべて市役所経由
でも実はこのメール、すべて保育園だけでなく市役所に送られていたんです。
なぜか、
それは、市のHPの保育園情報のところからメールを送っていたから。
市役所の人は
こいつ、よっぽど焦ってんなぁ
と思われたことでしょう。
おんなじ内容のメールが20通近く送られてきたんですから^^;
なので、返信メールは計3通。
1通はご丁寧に、園から直接送られてきて
「この件は、申し訳ありませんが一度市役所でご相談された方がいいですよ。」
と教えてくれたもの。
もう1通はもちろん市役所からで
「メール拝見しました。個々の保育園からは回答できかねるので、一度市役所にお越し下さい。」
という、返信。
ここで初めてすべてのメールが市役所に届いていることを知り、
早く言ってよ
と当たり散らしながらも、恥ずかしさに穴があったら入りたい状況に陥ります。
そして、もう1通は、やはり保育園から直接いただいたものですが、内容が
「メール、拝見しました。お母様もさぞご不安だと思います。
我が園でも、以前に発達障害のお子様を保育していたことがあったので、障害があるお子様でも保育園生活は不可能なことではないと思います。」
キターーーーーーーーッ!!!
なんだ、こういう保育園もやっぱりあるんじゃないか。
よかった、よかった。
と小躍りしたものですが、メールにはまだ続きがあり
「しかし、そういう方針を打ち出していたのは園長で、その園長が今年で退職するので、来年度からはどうなるかわかりません。」
・・・ガックリ_| ̄|○
でも、そのメールを読み進めていくと、メールを返信してくれたのがその園長先生でした。
園長先生は、メールの中で私のこと、unaのことをすごく心配してくださり園長先生の障害児保育に対する熱い想いも綴って下さいました。
親がすごく苦労していること。
子どもも苦しんでいること。
そういった理解度が本人の私よりも深く、こういう先生が保育園にもいるんだとわかった瞬間でもありました。
自分の家族以外で、こんなに親身になって考えてくれる人が世の中にはいるんだとも。
まだまだ、私が手助けを必要としている状態にいるってことも知らなかったときのことです。
その先生お会いすることはできませんでしたが、今思えば、一度お会いして、いろいろお話を聞いておけばよかったなぁ、と後悔してます。
どこかで機会があったら、今でもお会いしたいと思っています。
次は、いよいよ保育園決定の話です。